2019年3月3日(日)、ドイツ最後の週末です。
元々泊りがけの旅行を計画しましたが、諸事情で中止にしたので、慌てて週末の予定を再計画。
今回の駐在で最初に行ったレーゲンスブルグで、最後の旅行を閉めることにしました。
教会の内部。
誰かな???
教会の前にある建物は、かのナポレオン皇帝が1809年4月24日―25日に司令部を置いたそうです。
時は、第五次対仏大同盟に対して、4月のエックミュールの戦いでオーストリア軍を破った直後で、意気揚々とこの町に入った事でしょう。
大聖堂のすぐ東側にはかつての城壁の門(と思われる)があります。
739年には、この教会に司教座が置かれたそうです。
天井の装飾は大聖堂より美しいです。
ドナウ川に架かる石橋(Steinerne Brücke)は、1135年から1146年に架けられた橋。
第二次十字軍と第三次十字軍の騎士たちも、聖地エルサレムに向けた行軍の際に、この橋を渡ったそうです。
世界遺産レーゲンスブルグの見どころですが、三年前は改装中で、帰国前に美しい姿を見れて良かった。
橋の門の下流側(ツーリスト・インフォメーションの裏側)に、世界最古と言われる歴史的なソーセージ屋があります。
今回新しい駐在員たち3人と一緒にきましたが、最初に私が、ゼンメル(パン)入りのソーセージを注文し、残りの人には、ソーセージのセットを注文しました。
しかし、ソーセージのセットは店内のレストランのメニューで、更にゼンメル入りのソーセージはレストランには持ち込めないとの事。
このため、私はみなと別れて店の外で一人寂しく(笑)食べました。
石橋の上ですが、上部の石は明らかに新しいものです。
最古の部分って、基礎部分だけなのでしょう。
教会の外側は中世の趣きの建物ですが、内部はロココ!
内外のギャップが大きな教会です。
私は海鮮スパを頼みましたが美味しかったです。
これでレーゲンスブルグの見学は終了。
レーゲンスブルグを出た後、ヴァルハラ神殿を訪問。
バイエルン王ルードビッヒ1世が、1842年にパルテノン神殿を模した新古典主義の宮殿、ヴァルハラ神殿を作りました。ヴァルハラとは、戦死者の魂が集まるとされる北欧神話の神オーディンの宮殿ですが、レーゲンスブルクのヴァルハラ神殿に祀られているのはドイツの偉人です。
在りし日のパルテノン神殿を想像させる威風堂々とした建物です。
今回、一緒に来たメンバー。
私は2回目なのでのんびり景色を眺めていました。
解放記念堂は、ドイツがナポレオンの支配から解放されたことを記念して1842年から1863年にかけて建設された建物です。
前回来た時は、ここも改装中でカバーされていましたが、この日は太陽を浴びた美しい姿を見ることができました。
建物の周りにはドイツの各地方を象徴した女性像が立っています。
中央はバイエルン地方の像です。
でも、ナポレオン戦争中、バイエルンはナポレオン側についていたのですがね。
内部は美しいモザイクで覆われています。
上から見たところ。
床のモザイクと、それを囲む女神の像が美しい。
大きな建物で反対側が遠い。
屋上からドナウ川とケルハイムの街並みを見渡せます。
反対側は自然あふれるドナウの景色です。
これで、本駐在での最後の旅行は終了です。
まだ、行きたいところは残っていますが、仕方ありませんね。
帰国まで、いよいよあと1週間です。
終わり。