2021年7月に、日本百名城を巡るため、道南を自転車で走って来ました。


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昨夜は松前の「よこはま荘」に宿泊しました。
昨夜も魚づくしでしたが、朝食も和風でした。
和風の朝食って、かなり久しぶりです。


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白神方面から松前を振り返った景色。


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天気が良く、海が美しいので何度も振り返ります(笑)。


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白神岬展望広場に到着しました。
白神岬まではもう少し距離がありますが、松前方面と白神岬を見渡せる展望台です。


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今から向かう白神岬方面の景色です。


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北海道最南端となる白神岬に到着しました。
津軽半島の竜飛岬まで192kmで、天気が良ければ見えるそうですが、この日は雲が多く見れませんでした。


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岬の北東側は雲が多かったです。


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福島町吉岡にある青函トンネルの工事を記念した「トンネルメモリアルパーク」です。
青函トンネルは吉岡の漁港の真下通っており、ここが陸地側の最南端となり、ここから海底トンネルとなります。


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メモリアルパークには駆逐艦「柳」の記念碑も立っていました。
昭和20年7月14日の早朝にこの沖合で柳と米艦載機が交戦し、柳が被弾した際、町民が負傷者の救済や柳の曳航に協力したそうです。


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メモリアルパークから見た本州方面。
この海底にトンネルが走っています。


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福島町の道の駅「横綱の里ふくしま」に立ち寄りました。


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福島は第41代横綱千代の山と第58代横綱千代の富士の故郷で、彼らの偉業を讃える「横綱千代の山千代の富士記念館」が向かいに建っています。
相撲はそこまで興味が無いので立ち寄りませんでしたが。

福島からは海外線を離れて山の中を走りましたが、民家も少なく北海道の自然を感じるルートでした。


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知内(しりうち)町湯ノ里のそばにある「青函トンネル記念撮影台」に来ました。
ここの展望台から、北海道新幹線が津軽海峡に向かって青函トンネルに入るところが見学できます。
上の写真は本州から来た新幹線がトンネルを出たところです。


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さきほどの道の駅でトンネル羊羹を買ったので、新幹線を待つ間に頂きました。
トンネルを模した段ボールの筒に羊羹が入っていました。


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湯ノ里を抜けると道の駅「しりうち」があったので立ち寄りました。
「横綱の里ふくしま」から20kmも走っていませんが、自然の中を一人で走っていると、人恋しくなります(笑)。
ここではソフトクリームが食べたかったですが、お店が開いていませんでした。


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知内町は北島三郎の故郷だそうで、道の駅の二階に記念コーナがありました。


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自然豊かな道を走りましたが、知内の町で再び海沿いに出ました。
写真は、今まで並走していた知内川の河口です。
すでに町中に出ていますが、人の手が入っていない景色の雰囲気が残っています。


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海に出ました。
松前半島の東側は雲が多く、少し寒かったです。


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木古内の「みそぎ浜」に到着しました。
毎年1月15日に佐女川神社の御神体を抱えた若者4名が、この浜で海中沐浴を行い御神体を清めるそうです。真冬の北海道で寒いでしょうね。


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木古内駅は青函トンネルを抜けた新幹線の最初の駅です。


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また、函館からの道南いさりび鉄道の終着駅でもあり、北海道最南端の駅になります。

なお、私は今回、北斗から江差に抜けましたが、木古内から上ノ国に行く車道もあるので、木古内起点での松前半島1周も出来ます。


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木古内駅の向かいには道の駅「みそぎの郷 きこない」があります。
入り口に立っているのは、ご当地マスコットの「キーコ」の郵便ポストで、この日はイベントをやっていたので、生キーコも来ていました。


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時刻は12時を回っていたので、イベントの出店で、ご当地グルメを頂きました。


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上の写真の出店でジンギスカンと、はこだて和牛コロッケ(はこだて和牛は木古内町特産だそうです)を購入。更に男爵いもカレーぱんを頂きました。


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道の駅の前には咸臨丸のマンホールがありました。


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木古内から約9kmのサラキ岬に咸臨丸の終焉の地があります。
写真はそこにあるミニチュア模型です。


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咸臨丸は江戸幕府の依頼で安政4年(1857年)にオランダで造られた西洋式軍艦で、万延元年(1860年)には遣米使節団を乗せ日本船として初めて太平洋を横断しました。
明治4年(1871年)に戊辰戦争に敗れた仙台藩の片倉小十郎家臣団401名を移住させるために、明治政府の命で小樽へ向け出航しましたが、このサラキ岬沖で座礁・沈没しました。
なお、乗員は全て救助されたそうです。


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北斗市に入り、対岸に函館山と函館の町が見えてきました。
天気も良くなり、山頂も綺麗に見えています。


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14:30に函館駅に到着。
ホテルへのチェックインには、まだ早いので函館観光に行きました。


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まずは函館名物の赤レンガ倉庫に行きましたが、お店には入らず、記念撮影のみ。


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続いて緑の島に行ってみました。
函館港に突き出した島が公園になっており、ここから函館湾全体を見渡す事ができます。


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北海道第一歩の地碑です。
明治維新後に北海道に来た開拓団を称えた記念碑です。


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海岸線から坂を上って元町公園に来ました。
この公園からは函館湾が見渡せます。天気が回復して良かった。


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元町公園の南側にある旧函館区公会堂です。
旧函館区公会堂は明治43年(1910年)に、市民の集会場、商業会議所の事務所として建てられました。


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函館の南側の山手には明治文化を思わせる西洋建築が並んでいます。
写真は、函館ハリストス正教会です。


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函館聖ヨハネ教会です。
近代的な建物ですが、ヨハネと言えば、ロードスーマルタ聖ヨハネ病院騎士団なので寄ってみました。
もちろん騎士団に関するものは何も無し。


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カトリック元町教会です。


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一通り函館の観光地を見て回ったので、ホテルに行く前に、函館駅の北側にある若松緑地公園の土方歳三最期の地に立ち寄りました。
函館戦争の際、各地で連敗した旧幕府勢力は、五稜郭を中心に最後の地である函館を守っていました。函館の町が新政府軍に落とされた事を知った土方歳三は、奪還するために一本木の関門より部下を率いて出撃しましたが、戦いの中で銃弾を浴びて死亡しました。


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ホテルに向かいましたが、東側の海岸も見たくなり、ホテルを通り過ぎて行って見ました。
写真は海岸から見た亀田半島の景色です。


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ホテルにチェックインし、少し休息した後、百万ドルの夜景観光のために、函館山に向かいました。
写真はロープウェイ駅の駐車場の石垣で、かつてここに南部藩の陣屋があった名残です。


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函館山は自転車走行禁止なので、ロープウェイで山頂駅の展望台に上りました。
山頂は雲に覆われ百万ドルの夜景は絶望的な状況でした。
上の写真も一瞬の雲の切れ間を狙って撮った写真です。


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日没から1時間以上粘ってようやく、一瞬雲が完全に無くなった夜景が見れました。


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山を下りるため山頂駅でロープウェイを待つ間、雲が完全に切れ函館の夜景がしっかり見れるようになりました。後30分粘れば、ゆっくり夜景が堪能できたようです。


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ホテルに戻ると目の前の成田山不動尊が綺麗にライトアップ(?)していました。
この日は「ホテルプロモート函館」に宿泊しました。このホテルもロビーに自転車を停めさせてくれ安心でした。


道南三日目
この日の走行距離は111kmでした。

四日目に続く